スペイン旅行記最終章 | koroのいきあたりばっ旅:アメリカ大陸横断編

スペイン旅行記最終章

11月1日(月)


飛行機が低くたちこめる雲を突き抜けて降下すると、暗く湿った寒そうなブリュッセルの街が見えてきた。やれやれ、戻ってきたな、と僕は思った。


今朝は朝4時半に起きて、5時前にチェックアウトして近くに止まっていたタクシーに乗って空港に向かった。深夜料金とかなんとか言いがかりをつけてボラれるんじゃないかと僕はずっと警戒していたのだけれど、そのおじさんはいい人そうで、僕が予想していたより安い値段で空港に着いてしまった。そして朝7時の飛行機に乗ってブリュッセルに戻ってきたのだ。


ブリュッセルは予想通り寒く、街は暗くとても静かだった。これは今日が休日だからだろうけれど人も少なく、スペインの明るく開放的な雰囲気から比べると、その落差に少し驚いてしまう。良くも悪くも、僕はこの街に戻ってきたのだ。


しかし何て静かなんだろう、と思う。まるで誰もこの街には住んでいないような気さえする。しかし、ともかく僕は戻ってきたのだ。


と、いうことでこれで僕のスペイン旅行記は一旦終わりです。これはほとんど日記を元に書いたものだけれど、今になって読み返してみると、あぁやっぱりスペインは僕にとってとても新鮮なところだったんだなぁと思います。 もちろんベルギーとかフランス、ドイツなどにはそれなりの楽しみがあるけれど、僕はあのラテン的な「まぁいいじゃん、太陽も出てるしさ、適当にやっていこうぜ」というような感じがー実際にはもちろん違うんだろうケド、感じよ、感じ-何ともいえず好きでした。また機会があったら行きたいですね。


ブリュッセルに帰ってきてからのことはまた書きます。書くこともたくさんあると思いますし。


ところで、僕は今マレーシアにいます。なんだか突然かもしれないけれど、大学のプログラムで、他のアメリカ人10人ほどと共に、クアラルンプールで1ヶ月だけ勉強することになっています。なので、次からはマレーシアのことをいろいろ書いていきたいと思いますが、ここはネット環境が悪いので次はいつ更新できるやら・・・。でも、必ず書きますから見に来てください。ではまた。